初めての天の川撮影そしてちょこっとRAW現像 【E-M1 MarkⅡ】
長男の中学卒業を記念して、3月16日の夜中から二人で男旅に行ってきました。
最初に向かったのが、奈良県の曽爾高原です。道中野生のシカが何度も飛び出してきて、度々急ブレーキを踏みました。
曽爾高原はススキで有名です。
金色に輝くススキも次回見に行こうと思います。
曽爾高原に到着したのがAM4:00頃
事前の空模様予報では微妙でしたが、到着すると雲一つない奇麗な星空でした。
今回の天の川撮影の機材は、E-M1 MarkⅡ+LAOWA 7.5mm F2.0です。
星景写真が撮りたくて買ったと言ってもいいレンズです。
星を撮影する場合、500ルールというものがありまして、星が流れずに撮影できる最長露出時間を簡単に求めることが出来ます。
今回のレンズは、7.5mm(35mm換算15mm)なので、
500/15=33.3secとなります。
出来るだけ流れないように撮影するために、今回は20秒で設定しました。
撮影条件
*ISO:1000
*焦点距離:7.5mm(35mm換算15mm)
*SS:20秒
*f/2.0
*WB:蛍光灯
全ての写真をこの設定で撮影しました。
RAWで取り込んだ時の写真です。
肉眼では、もやっと見えるくらいでした。
スマホアプリのStar Walk2で大体の位置は知ることが出来ます。
今思えば、もう少し色々な条件で撮影しておけば良かったと後悔しています。
最適な撮影条件を見つけ出せたかもしれません・・・
さて、RAW現像してみます。
RAWファイルが肝
如何なる写真でも同じですが、白飛び・黒潰れしてないRAWファイルの方が、現像もやりやすく奇麗に仕上がると思います。
撮影後ヒストグラムを確認して何パターンか撮影した方がいいでしょう。
僕は今回そんな余裕はありませんでしたがね(;^_^A
Lightroom Classic CCを使ってRAW現像
撮影条件やカメラ・レンズによっても異なると思いますが今回の機材と撮影条件での値となります。
ホワイトバランスで全体の色温度を調整
色温度は、4300としました。
色かぶり補正は、+11
青々強い星景写真は嘘っぽくて嫌いです。
レンズ補正
レンズ補正で色収集差・プロファイル補正と言いたいところですが、Lightroomには何故かオリンパスのレンズが登録されていません。
手動でも可能ですがよくわかりません・・
階調
次に階調を整えます。
露光量:+0.64
コントラスト:+11
ハイライト:-66
シャドウ:+55
白レベル:+62
黒レベル:+70
外観
明瞭度とかすみの除去・自然な彩度と彩度
今回は補正していません。
ちなみに、明瞭度をプラス補正するとシャープが増し、天の川をより引き立たせてくれますが、ノイズも目立ってしまいます。
かすみの除去は+10あたりが好みでした。
彩度に関しては星景写真では不自然になりますので補正していません。
明暗別色補正
ハイライト
色相:35
彩度:5
シャドウ
色相:211
彩度:0
ノイズ軽減
軽く10あたりかけました。
HSL
色相・彩度・輝度
カメラやレンズ特性によって異なると思います。
不自然な発色やにじみを除去出来ますが、今回はスルーしました。
トーンカーブ
最後にトーンカーブでシャドウ・ハイライト・コントラストを微調整しました。
最終的に出来上がった写真がこちらです。
初めての天の川撮影・RAW現像にしては、それっぽい写真が完成しました。
セルフタイマーを使って息子とセルフポートレートも記念に撮りました。
天の川撮影後少し仮眠し、日の出を見に高原を登りました。
ここからは、M.ZUIKO12-100mmPROで撮影しました。
息子と二人いい記念になりました。
次はいつ行けるか分かりませんがね^^