可変式NDフィルターを買ってみたが・・・
昼間の長時間露光、花火撮影には、NDフィルターが必要だということで
安い可変式のNDフィルターを買ってみた。
ND値のマークが見当たりません。。。
まあ、2000円ちょっとの商品ですがね。
仕方無く、自分で測ってみました。
ND2-400と言う事なので、光学濃度と透過率の計算をしてみました。
光学濃度と透過率の関係式はこんな感じです。
ND2から400の値を一通り計算しました。
ND2で光学濃度0.3・・・・・・・・・・・・・・・・・・ND400で光学濃度2.6となりました。
使用したDENSITOMETERは、職場にあった昭和時代のsakura PDA-81です。
1絞りで光学濃度(OD)が、0.3づつ増えていくのが分かりますね^^
光源に穴の開いたプラ板を貼り付け
ZERO調整をしておきます。
上画像の計算値ND8 光学濃度0.9から始めてみました。
はい、0.9
敢えて、ND8辺りとします。
DIGITAL表示ではないので誤差は免れません。
同様にして
ND2・ND4・ND16辺りを測定
こん感じにマーキングしておきました。
ND16以上は、DENSITOMETERのせいか、フィルターのせいか解りませんが、数値が変わらず測定不能でした・・・
余談ですが、光学濃度4.0の場合、透過率は0.009688%となりND10000となります。
では実機で試していきたいと思います。
フィルターはレンズ間で使いまわし出来るように、M.ZUIKO DIGITAL 40-150mm F2.8 PROの72mmです。
使用するレンズは、12-40mmなので、フィルター径は62mmとなります。
そこで、
購入していたステップアップリング 62mm→72mmを使用しました。
装着した状態です。
撮影はこんな感じで。
床の間に年中飾っている甲冑がモデルさんです。
撮影条件は
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8 PRO
ピント:MF
焦点距離:40mm
ISO:400
f:4.0
撮影モード:M(マニュアル)
①NDフィルター無し SS:1/4
②ND2辺り SS:1/2
③ND4辺り SS:1s
④ND8辺り SS:2s
⑤ND16辺り SS:4s
⑥ND32辺り SS:8s
⑦ND64辺り SS:16sが無いので15s
1秒分若干アンダーですね。。。
⑧ND128辺り SS:32sが無いので40s
⑥ND256辺り SS:64sが無いので60s
ND256以上は、よく分かりませんでした。
現状ND2~8辺りはまずまず使えそうです。
ND16以上はもう少し時間をかけて調整すれば使えるかも・・・
ただ、ND16辺りから四隅に暗雲が出現しているような。
結論
個人的な実証上の意見ですが、ND16辺り以上は使えない。
ND4・8・16の単品を購入して重ね合わせて使った方がいいかも・・・